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He was surely god then.

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彼に陶酔し、彼を所有したいという欲望から生まれた作品。

彼に熱中し、陶酔した事が自身として関わった時、その熱意は無くなっていき、彼に関わる事によって見えてきた愛おしさの全てが、嫌悪感に変わってしまいます。

結果、彼を手に入れた事により、彼を失ったのです。

しかしそれは彼を失ったのではなく、私の中にある彼という概念を失ったのともいえます。これは陶酔による概念の産物にすぎないのです。

彼に見立てたシュークリームを彼の体積分食べます。そして、食べる事によって、シュークリームは形を崩し、無くなっていく。後に残ったのは、自分と、咀嚼されたシュークリームの欠片だけでした。それを映像に撮り、無数に口付けを行ったアクリルケースの中から映像を映し出しています。独占欲と、「この人が神である」という印をつけ、彼は私の中で神格化されていました。

彼の煙草の吸い殻を集め、彼の声を盗聴し、彼の飲みかけの水を自宅の観葉植物にあげる。私はその煙草に触れる事も、録音した声を聞く事も、水に口を付ける事も出来ません。

この3つの彼は私が作り出した概念であり、

その概念がそれらに付着する事で意味をなしていたのです。

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